一般社団法人IoT対応3R協会

トップページ > 協会の活動> 使用済み情報通信機器等を売却・廃棄する場合に留意すべきガイドライン> モバイル機器
ガイドライン

 

スマートフォン

使用済みスマートフォンをお持ちの方の売却・廃棄

スマートフォンでは、使用済み機器については売却と廃棄の方法があります。 スマートフォンにはフラッシュメモリというメモリが内蔵されており、スマートフォンの操作で生じた個人情報等のデータはフラッシュメモリに残っていますので、再利用等を目的にリユース品取扱い事業者に使用済みスマートフォンの売却をめざすにはこれらのデータの消去、また、リサイクル(再資源化)を目指した売却や廃棄を行うにはこれらのデータの破壊が必要になります。

リユースを目的とした売却

現状の日本では、使用する基本ソフトウェア(OS)は、アップル社が提供しているiPhone OS、またはグーグル社が提供しているAndroidが使用されていますので、スマートフォンをリユース(再利用)目的に売却をする場合は、スマートフォンに実装されているOSは、iPhoneまたはAndroidであることが条件になります。

スマートフォン内部のメモリに残っている個人情報等のデータを消すためには、ユーザがスマートフォンのメニューにある「オールリセット」操作(名称は「初期化」等、他の名称の場合もあります)をすることが必要ですが、この操作だけではパソコンの「再フォーマット(初期化)」と同様に、実際にはデータが残っています。

スマートフォンのデータを消去するには、「スマートフォンデータ消去ソフトウェア」を用いて、データの復元を不可能にすることが必要です。ただし、現状では、「スマートフォンデータ消去ソフトウェア」は、一般ユーザには販売されておらず、使用済みスマートフォンの買取りやリユース・リサイクル取扱いを行う専門事業者等に販売されていることから、ユーザが上記の「オールリセット」操作を行った後に、買取り後ただちに「スマートフォンデータ消去ソフトウェア」を用いて、データの復元を不可能にする作業をしているリユース取扱い事業者等に売却することをお勧めします。

但し、 「スマートフォンデータ消去ソフトウェア」ついては、信頼できる第三者機関(当協会等)による評価・認定を取得されているものの利用をお勧めします。

使用済みスマートフォンについてリユースを目的に売却をする場合は、古物営業法に基づく古物商資格を取得している事業者に売却することが前提となりますが、さらに当協会が認定した「IoT対応リユース取扱事業所資格」を有する事業所のあるリユース取扱い事業者への売却をお勧めします。 

 ⇒当該会員名と事業者名

 

リサイクルを目的とした廃棄

使用済みスマートフォンには、他の機器と比べると、電子基板やメモリがあることから、「都市鉱山」と呼ばれる使用済み電気製品に含まれている貴金属や希少金属等の回収に現状では大きな位置を占めています。

家庭(個人)で使用していた場合
  1. 市町村および先進的な大手家電量販店による個人(家庭)で使用していたスマートフォンの回収
    平成25年4月から「小型家電リサイクル法」が施行され、今日では日本全国の市町村で使用済小型家電機器の回収制度を実施しています。また、一部の大手家電量販店でも店頭等における小型家電機器の回収制度が実施されています。現状では全ての市町村でスマートフォンの回収をしているわけでありませんが、小型家電機器の回収制度を実施している市町村や小型家電機器の回収を行っている大手家電量販店にお問合せされることをお勧めします。
  2. スマートフォンの買い替えをする場合に、スマートフォン販売店で下取りとして廃棄する使用済みスマートフォンを引き取る場合があります。このような場合は、希望するスマートフォン販売店にお問合せされることをお勧めします。

企業等で使用していた場合
  1. 産業廃棄物処理業者による企業等で使用していたスマートフォンの回収
    廃棄物処理法による産業廃棄物管理票(マニュフェスト)制度があり、使用済みスマー  トフォンの廃棄を希望される排出事業者(企業等ユーザ)は、廃棄物処理法に基づく産 業廃棄物処理の許可を得た事業者に引取りを依頼することが前提となりますが、さらに当協会が認定した「IoT対応リサイクル取扱事業所資格」を有する事業所のあるリサイクル取扱い事業者へ引取りを依頼することをお勧めします。

 ⇒該当会員名と事業者名

なお、スマートフォンに残っている可能性があるデータの収集運搬段階や中間処理段階における漏洩防止策について事前の打合せ・対応が必要です。

© 2018 IoT3R Association

 

従来型携帯電話

使用済み従来型携帯電話をお持ちの方の売却・廃棄

従来型携帯電話では、使用済機器については売却と廃棄の道があります。 従来型携帯電話にはフラッシュメモリというメモリが内蔵されており、スマートフォンの操作で生じた個人情報等のデータはフラッシュメモリに残っていますので、再利用等を目的にリユース品取扱い事業者に使用済み従来型携帯電話の売却をめざすにはこれらのデータの消去、また、リサイクル(再資源化)を目指した売却や廃棄の場合にはこれらのデータの破壊が必要になります。

リユースを目的とした売却

スマートフォンと異なり、従来型携帯電話では、使用する基本ソフトウェア(OS)は、アップル社が提供しているiPhone OS、またはグーグル社が提供しているAndroidが使用されず、各メーカーまた各モデルごとに独自のものが使用されていますので、今日では従来型携帯電話のリユース(再利用)目的には買取りをしない専門事業者もあることから、買取りをしているか専門事業者に確認が必要となっています。

従来型携帯電話内部のメモリに残っている個人情報等のデータを消すためには、従来型携帯電話のメニューにある「初期化」操作(名称は、他の名称の場合もあります)をすることが必要ですが、この操作だけではパソコンの「再フォーマット(初期化)」と同様に、実際にはデータが残っています。

従来型携帯電話のデータを消去するには、「従来型携帯電話データ消去ソフトウェア」を用いて、データの復元を不可能にすることが必要ですが、上記のように各メーカーまたモデルごとに独自のOSが使われていますので、現状では、どの従来型携帯電話でも汎用的に使える「従来型携帯電話データ消去ソフトウェア」は、存在せず、特定モデルに特化したものも一般ユーザには販売されていないことから、「初期化」操作を行ったユーザーから買取り後、用意した「従来型携帯電話データ消去ソフトウェア」を用いてデータの復元を不可能にする作業をしている専門事業者に売却することをお勧めします。

 

リサイクルを目的とした廃棄

使用済み従来型携帯電話には、他の機器と比べると、電子基板やメモリがあることから、「都市鉱山」と呼ばれる使用済み電気製品に含まれている貴金属や希少金属等の回収に現状では大きな位置を占めています。

家庭(個人)で使用していた場合
  1. ① 市町村および先進的な大手家電量販店による個人(家庭)で使用していた従来型携帯電話の回収平成25年4月から「小型家電リサイクル法」が施行され、今日では日本全国の市町村で使用済小型家電機器の回収制度を実施しています。また、一部の大手家電量販店でも店頭等における小型家電機器の回収制度が実施されています。現状では全ての市町村で従来型携帯電話の回収をしているわけでありませんが、小型家電機器の回収制度を実施している市町村や小型家電機器の回収を行っている大手家電量販店にお問合せされることをお勧めします。
  2. 従来型携帯電話の買い替えをする場合に、携帯電話販売店で下取りとして廃棄する使用済み従来型携帯電話を引き取る場合があります。このような場合は、希望する携帯電話販売店にお問合せされることをお勧めします。

企業等で使用していた場合
  1. 産業廃棄物処理業者による企業等で使用していた従来型携帯電話の回収
    廃棄物処理法による産業廃棄物管理票(マニュフェスト)制度があり、使用済み従来型携帯電話の廃棄を希望される排出事業者(企業等ユーザ)は、廃棄物処理法に基づく産業廃棄物処理の許可を得た事業者に引取りを依頼することが前提となりますが、さらに当協会が認定した「IoT対応リサイクル取扱事業所資格」を有する事業所のあるリサイクル取扱い事業者へ引取りを依頼することをお勧めします。

 ⇒該当会員名と事業者名

なお、従来型携帯電話に残っている可能性があるデータの収集運搬段階や中間処理段階における漏洩防止策について事前の打合せ・対応が必要です。

© 2018 IoT3R Association

 

タブレット

使用済みタブレットをお持ちの方の売却・廃棄

タブレットでは、使用済機器については売却と廃棄の道があります。 タブレットにはフラッシュメモリというメモリが内蔵されており、タブレットの操作で生じた個人情報等のデータはフラッシュメモリに残っていますので、再利用等を目的にリユース品取扱い事業者に使用済みタブレットの売却をめざすにはこれらのデータの消去、また、リサイクル(再資源化)を目指した売却や廃棄の場合にはこれらのデータの破壊が必要になります。

リユースを目的とした売却

現状の日本では、使用する基本ソフトウェア(OS)は、アップル社が提供しているiPhone OS、グーグル社が提供しているAndroid、マイクロソフト社提供しているWindowsのどれかが使用されていますので、タブレットをリユース(再利用)目的に売却をする場合は、スマートフォンに実装されているOSは、iPhone、Android、Windowsのどれかであることが条件になります。

タブレット内部のメモリ※に残っている個人情報等のデータを消すためには、タブレットのメニューにある「オールリセット」操作(名称は「初期化」等、他の名称の場合もあります)をすることが必要ですが、この操作だけではパソコンの「再フォーマット(初期化)」と同様に、実際にはデータが残っています。
 ※Windows搭載しているタブレット(パソコン型タブレット)では、ソリッドステートドライブ(SSD)を内蔵しているものが多く見られます。

タブレットのデータ消去をするには、「タブレットデータ消去ソフトウェア」を用いて、データの復元を不可能にすることが必要です。現状では、「タブレットデータ消去ソフトウェア」は、一般ユーザには販売されておらず、使用済みタブレットの買取やリユース・リサイクル取扱いを行う専門事業者に販売されていることから、などから、「オールリセット」操作を行った後に、買取り後に、「タブレットデータ消去ソフトウェア」を用いて、データの復元を不可能にする作業をしているリユース取扱い事業者に売却することをお勧めします。

但し、「タブレットデータ消去ソフトウェア」ついては、信頼できる第三者機関(当協会等)による評価・認定を取得されているものの利用をお勧めします。

使用済みタブレットについてリユースを目的に売却をする場合は、古物営業法に基づく古物商資格を取得している事業者に売却することが前提となりますが、さらに当協会が認定した「IoT対応リユース取扱事業所資格」を有する事業所のあるリユース取扱い事業者への売却をお勧めします。

 ⇒当該会員名と事業者名

 

リサイクルを目的とした廃棄

使用済みタブレットには、他の機器と比べると、電子基板やメモリがあることから、「都市鉱山」と呼ばれる使用済み電気製品に含まれている貴金属や希少金属等の回収に現状では大きな位置を占めています

家庭(個人)で使用していた場合
  1. 町村および先進的な大手家電量販店による個人(家庭)で使用していたタブレットの回収
    平成25年4月から「小型家電リサイクル法」が施行され、今日では日本全国の市町村で使用済小型家電機器の回収制度を実施しています。また、一部の大手家電量販店でも店頭等における小型家電機器の回収制度が実施されています。現状では全ての市町村でタブレットの回収をしているわけでありませんが、小型家電機器の回収制度を実施している市町村や小型家電機器の回収を行っている大手家電量販店にお問合せされることをお勧めします。
  2. タブレットの買い替えをする場合に、タブレット販売店で下取りとして廃棄する使用済みスマートフォンを引き取る場合があります。このような場合は、希望するタブレット販売店にお問合せされることをお勧めします。

企業等で使用していた場合
  1. 産業廃棄物処理業者による企業等で使用していたタブレットの回収
    廃棄物処理法による産業廃棄物管理票(マニュフェスト)制度があり、使用済みタブレットの廃棄を希望される排出事業者(企業等ユーザ)は、廃棄物処理法に基づく産業廃棄物処理の許可を得た事業者に引取りを依頼することが前提となりますが、さらに当協会が認定した「IoT対応リサイクル取扱事業所資格」を有する事業所のあるリサイクル取扱い事業者へ引取りを依頼することをお勧めします。

 ⇒該当会員名と事業者名

なお、タブレットに残っている可能性があるデータの収集運搬段階や中間処理段階における漏洩防止策について事前の打合せ・対応が必要です。

© 2018 IoT3R Association

 

コンピュータ機器

印刷機器

モバイル機器

通信・ネットワーク機器

小型家電機器
ページのトップへ戻る