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サ-キュラ―エコノミーについて

「サーキュラーエコノミー」(循環型経済)とは、2015年12月にEUの行政府である欧州委員会が発表した概念であり、「再生しつづける経済環境であって、製品・部品・資源を最大限に活用し、それらの価値が目減りすることなく、再生・再利用し続けることができること」という意味となっています。

 ビジネスモデルとしては、

  1. 循環型サプライチェーン
  2. 回収とリサイクル
  3. 製品寿命の延長
  4. シェアリングプラットフォーム
  5. サービスとしての製品
等が想定されます。

「サーキュラーエコノミー」の概念では、環境モデルというより産業モデルに重点をあてていることが特徴としており、その先進性に着目し、今日では、欧州の各企業や国だけでなく、米国においても「サーキュラーエコノミー」対応を打ち出す企業が増加しており、今日では先進国や先進国の企業を中心とした国際標準になりつつあります。

我が国でもリサイクルによる資源回収の必要性の呼称として「都市鉱山」という名称が使われていますが、今後は環境保全とともに資源の循環利用、すなわち「環境を重視した経済や産業の拡大」が一層必要となります。「サーキュラーエコノミー」ではその言葉である「循環型経済」が意味するように、「都市鉱山」の機能を包含しています。

最近、企業や地方自治体に対しては、その活動について外部への積極的な告知をすることが望まれている時代になっていますので、特に今後は環境貢献として「環境経営」を意識し訴求する企業や地方自治体が増加すると考えられます。これらに対応するのが、「サーキュラーエコノミー」です。

  また、「サーキュラーエコノミー」は、2015年9月に我が国も参加した国連サミットで採択された「SDGs」 (持続可能な開発目標)に繋がるものとなっています。

なお、欧州委員会が発表した「サーキュラーエコノミー」のビジネスモデルの例として、シェアリングプラットフォームやサービスとしての製品があげられているように、「サーキュラーエコノミー」における構成要素では、IoT対応製品が大きな位置を占めると思われます。

 

 

 

 

 

 

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